パンチのススメ(シンカー編)
2013年 01月 14日
岸やんのシャッド論に刺激を受け、パンチ論を書かせていただきます。
なぜこの時期にパンチングのお話をするのか?
それは重たいタングステンシンカーやPEライン等高価なアイテムを
使うパンチング。
フィッシングショー前後は各釣り具店が安売りをするので
ぜひこの時期に揃えておいてもらいたいからです。
琵琶湖特有のテクニック「パンチング」。
シェードの少ない琵琶湖ではウィードの中に魚が入るのは当然です。
アフターから晩秋までの晴天の琵琶湖でデカイのがまとめて釣れる・・・
それがパンチングです。
意外かもしれませんが琵琶湖をホームフィールドにしている釣り人でも
パンチングをするアングラーはそんなに多くありません。
話を聞くとあんまり釣れない・・・という声が多いです。
冨おも最初のうちはあまり釣れませんでした。
しかしタックル等を煮詰めていくと、がっつり釣れるようになりました。
なるべく細かくパーツ別に分けて説明しますね~。
まず以下の画像を使用し、形状について説明します。
①バレーヒルのバレットシンカー
②レインズのスリップシンカー
③ザップのヘビーショット
④ベイトブレスのマットクラッシャー
他にも各社色んなのが出てますが今回はこの4種類で。
まず水面にどんな姿勢で落ちるのか?
イメージではシンカーの先端から突き刺さるイメージですが、
シンカーの重心、ラインやワームの抵抗で以下の画像のように落ちます。
ウィードの貫通力は ③④>②>① となります。
②も重心はやや下方ですが①より側面積が小さいので①より貫通力は上。
③④は上方重心なので①②よりはるかに貫通力は高いです。
冨おは①のシンカーは今は全く使いません。
ならば③④を使えばいいんじゃないの?と思われるはずです。
しかしパンチングは手返しの釣り。
③④は先端が丸いためピックアップ時のウィードの抜けが悪いんです。
少し揺すらないとウィードマットから出てこない、もしくは
細かいウィードを拾ってくることが多い。
次にバイトはいつするのか?
95%以上がファーストフォールです。
残りの5%以下は入れてからのシェイク、天井でのシェイクです。
なので冨おは天井でバイトが集中する時のみ③④を使います。
ファーストチョイスは入りやすさ、抜けの良さのバランスが取れた②です。
そして使用するウエイト。
薄めのヒシ藻やオオカナダ藻のドーム程度なら3/4~1ozでOK!
しかし濃いヒシ藻、浮芝、エビ藻が絡む複合マット、晩夏のコカナダ藻マット
なんかは1.5~2ozが必要です。
軽めのシンカーでも揺すれば貫通しますがバイトは激減します。
食わせの釣りではなく、リアクションの釣りなのでいかにフリーで
ストンと早く落とすかがキーとなってきます。
今シーズンパンチングをがっつりしようと思っている方はセールの時に
②のタイプの1ozと1.5ozを2つずつ購入してください(笑)
入門編としては十分だと思います。