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和歌山のバスフィッシング好きが集まるクラブ。和歌山のリザーバーだけでなく、琵琶湖でもトーナメントを開催しています。


by keepblue

私の「ヘビキャロ論」 その1

さて、次回のKBBC#3 in琵琶湖でも投入するつもりの「ヘビキャロ」。と言うか、琵琶湖だからこそ投入するのだ。このマイフェイバリットリグの私なりの考察を、「MY BASSGAME論」の第3弾として展開していこう。


                        私の「ヘビキャロ論」 その1

 「ヘビーキャロライナリグ」の本来の名称は「サウスキャロライナリグ」である。文字通りアメリカ南東部のサウスカロライナ州が発祥のリグである。サウスカロライナ州やお隣のジョージア州のレイクやリザーバーには、バスが付きそうなストラクチャーやカバーが少なく、そんな数少ないストラクチャーやカバーを撃つより、広く面で釣る釣りが主流となりこのリグが生まれたと言われている。日本では、「ライトキャロ」と区別するために「ヘビキャロ」と呼んでいる節があるが、長年バス釣りをやって来た私にとっては、「ライトキャロ」などは最近の言葉で、実際のところ、今では廃刊となった釣り雑誌で「サウスキャロライナリグ」が紹介された当時、比較的ライトリグが主流である日本人にとっては、そのアメリカのリグがただ単に重たいリグだっただけのことである。また、その当時流行っていた特徴のよく似た「スプリットショットリグ」と便宜上区別するために、そのシンカーウェイトの対比として「ヘビー」を付け、名称が長くなるので「サウス」を取ったに過ぎないと私は解釈している。

 では、日本で言う「ヘビーキャロライナリグ」のヘビーとは、シンカーで何ozなのか?これまた明確な定義はない。私の感覚では、3/8oz(約10g)以上だ。実際に私の場合、シンカーウェイトはその3/8ozと1/2oz(約14g)がメインとなる。

 さて、私はどういう時にこのリグを使うのか?一言で言うと「サーチリグ」である。サーチベイトとして私が「バイブレーション」をよく使うように、ワーミングメソッドとしてのサーチベイトである。主にフラットランドレイクで、バスの居るポイントを知らない時、バスがどこに居るのか分からなくなってしまった時など、遠投して広範囲に探るのだ。この「ヘビキャロ」をフェイバリットリグとしているアングラーは多くないと思うが、私にとっては、「ピンのネコリグ、面のヘビキャロ」として多用する2大ワーミングメソッドのひとつである。ただし、フラットの少ないダムではあまり使わない。

 このリグの構造はご存じだと思うが、中通し式のシンカーをラインに通し、その端にスイベルをセット。さらにスイベルのもう一端にライン(リーダー)を結び、そのラインの端にフックを結ぶというちょっとた゜け面倒な構造だ。そんな構造のこのリグに、一体どんな特徴があるのだろうか?列挙してみる。

その2へつづく・・・
by keepblue | 2013-06-01 01:41 | 岸やん